寺村航のブログ

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心穏やかに過ごすために「ニュースを見ない」という選択

普段から私には、自分からニュースを見るという習慣がありません。
「自分から」というのがポイントで、FacebookやX等のSNSを閲覧していれば重要なニュースは目に入ってきますし、友人や家族から会話のなかで日本人として社会で生きていくのに困らないくらいの情報は入ってきます。
なお、会計や税制改正の専門家として知っておくべきことは、専門誌やメルマガ等で常にキャッチアップしています。
あと上場しているクライアントは、日経新聞アプリにキーワード登録をしておいて、最新の状況がわかるようにしています。そのためだけに日経新聞電子版を有償登録しているようなものです。
なぜ私がそこまでしてニュースを見ないか、それは「心の平穏を保つため」です。

私にとって、ニュースは非常に厄介なもので、
知って役に立つもの<知って損するもの
という不等式の認識を持っています。
なぜなら、メディアが取り立て騒ぐニュースといえば、殺人、政治の不祥事、不倫、スポーツの活躍、ぐらいで、それを知ったところで仕方がありません。
むしろ、戦争や殺人の詳細な被害を知ることで、ショックを受けたり、落ち込んだりしてしまうので、マイナスの側面が強いです。
落ち込むだけでなく、憤りやイライラを感じることもあります。

例えば、昨日に能登で大きな地震がありました。これについては非常に痛ましいことで、被災者の方の無事を祈るとともに、できることがあれば復興にも協力したいと思っています。
が、すでに一部報道では「大阪万博を中止して復興財源にまわせという風潮」等の全く非合理な論争を報じています。
万博と地震は全く無関係で、万博を中止にするかどうかは万博が日本にとって有用なものかどうか、予算の使い方が適切であるかどうかを判断基準とすべきです。
政府の仕組みとして万博の予算は復興に回せないし、もしそうだとしたら、3000億円程度の万博予算よりもアメリカから武器を購入している軍事予算5兆円(これが毎年かかる)のうち1割を復興にまわせばいいでしょう。
すでにこうしたことを考えて心がざわついており、やはりニュースやそれに準ずるSNSトレンド類は避けるべきと思っています。

心穏やかに過ごすことは、私のポリシーではありますが、多くの人におすすめしたいことでもあります。
人生の時間は限られているのですから、怒り、憎しみ、イライラ、悲しみといったマイナスの感情に囚われるのは非常にもったいないことです。
また、感情の起伏が激しいと冷静な判断ができなくなり、間違った選択をしてしまうリスクがあります。
そもそも人生は毎日色々なことが起きますから、ほっておいても感情が上がったり下がったりします。
だから、それ以外はなるべく平穏を保つように、まずはニュースを見ないことを1週間でも試してみてほしいと思います。

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この記事を書いた人

寺村 航
公認会計士 税理士
東京みなと会計事務所 所長

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