寺村航のブログ

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適度なストレスは人間を成長させる

「ストレス」と聞くと、多くの人が否定的なイメージを持つかもしれません。しかし、私たちの創造性と成長において、実はストレスが果たす役割は意外と肯定的なものです。
とくに「適度なストレス」は、私たちの潜在能力を引き出し、より良い成果を生み出す重要な要素です。

趣味のお城巡りに山道はつきもの

適度なストレスは創造的な活動において、重要な役割を果たします。
何もストレスがない状態というのは、一見理想的に思えるかもしれませんが、実際にはそうではありません。
創作活動、特に芸術や文学の分野において、ある程度のストレスは必要です。
なぜなら、ストレスは私たちの心を刺激し、新しいアイデアや解決策を見つけるきっかけを与えるからです。
このプロセスは、芸術家や作家に限らず、多くのクリエイティブな職業においても同じです。適度なストレスがあることで、より深い思考に導かれ、結果としてより豊かで意味のある作品が生まれるのです。

例えば、作家やアーティストにとって「締切」というストレスは、非常に重要な意味を持ちます。
締切があることで、はじめて作品は形になります。編集者からのプレッシャーや期待は、創作活動の大きな動機付けとなり得ます。これは、締切があるからこそ、作家は作品に最終的な形を与え、公開することができるからです。もし締め切りがなければ、作家は永遠に推敲を続け、作品は完成しないかもしれません。

この事例は、作家に限らず、どんな職業においても言えることではないでしょうか。
学生は試験までに学力を高めなければいけませんし、
営業職は月末までにセールス目標を達成しなければなりません。
ただ、学生は学校の先生、会社員は上司というストレスを与えてくれる他者が存在しますが、会社経営者や個人事業主はそういったストレスがないので、自分自身にプレッシャーをかけていかなければなりません。

ここで、会社経営者や個人事業主に向けて、私が実践していることをヒントとして紹介します。
それは、選択肢に迷ったら「ちょっと嫌だな」と思う方を選ぶ、ということです。
人間は本能的に保守的で、安心領域のなかで過ごすことに誘引が働きます。
だから、新しいことを始めることを面倒に思ったり、「いつもと同じ」日々に安心を覚えます。
「ちょっと嫌なこと」を日頃から選択していくと、それに慣れて適度なストレスとの付き合い方がうまくなるでしょう。

もしくは自己管理だけではなく、外部からのサポートも活用することができます。友人、ビジネスコーチ、税理士など、他者からの適度なプレッシャーは、ビジネスをさらに前進させることになると思います。

※東京みなと会計事務所では、経営者に適度なストレスをかける経営助言を行っています

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この記事を書いた人

寺村 航
公認会計士 税理士
東京みなと会計事務所 所長

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