寺村航のブログ

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なぜ東海道新幹線はクレジットカードがないと予約できないのか

キャッシュレス決済は、お客様の利便性が上がり使う金額が大きくなる効果や、お店側では現金管理の負担がなくなり、双方にとってよいものとされています。
実際に、私個人としても日頃から現金は持ち歩いておらず、キャッシュレス決済のお店しか利用しなくなってきています。
では、全てをキャッシュレスにすればいいのか、というわけでもないのです。

先日こんなことがありました。
親戚の大学生(未成年)が週末旅行に行くので、東海道新幹線の指定席を予約しようとしたら、クレジットカードがないからできなかったと。
東海道新幹線のオンライン予約サービスは、「エクスプレス予約」といって、普段から私もよく利用しています。改めて見てみると、確かにアカウント登録にクレジットカードが必須となっています。

これでは、確かにクレジットカードが作れない学生はそもそもアカウントすら作ることができません。
親戚の大学生は、やむなくみどりの窓口で指定席を購入しましたが、ひどく利便性が悪いものです。

こうした問題は、なぜ起きるのでしょうか。
考えられるのは、企業側があえてクレジットカードを必須条件とすることで、利用者を「限定」しているということです。
クレジットカードは満18歳から作ることができます。とはいえ、一般的には社会人になってから持つ人が多いでしょう。つまり、子供や学生に利用させたくない、との意思でしょう。
たしかに、東海道新幹線は東京〜名古屋〜大阪間の都市をつなぐ路線だけあって、ビジネス目的の利用者が多い特徴があります。
また、冒頭にも書いた通り、現金決済を少なくすることで、企業側の負担を減らす狙いもありそうです。

とはいえ、新幹線は社会の重要なインフラです。
クレジットカードしか決済できないというのは、やはりやり過ぎでしょう。せめて、ペイペイ等のQRコード決済を可能にすれば、現金決済を抑えつつキャッシュレスの利点を活かせるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

寺村 航
公認会計士 税理士
東京みなと会計事務所 所長

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