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公認会計士という資格の可能性【未来は明るい】

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公認会計士の短答式試験の受験者数が増加傾向にあるようです。

[公認会計士・監査審査会]平成31年公認会計士試験第II回短答式試験の出願状況について

このニュースをきっかけに、公認会計士という資格の可能性について考えてみました。

人気低下は底打ち?受験者数が増えた!

リーマンショック後の2010年、2011年の大不況の煽りを受け、公認会計士試験に合格したにも関わらず、

就職先がない(つまり、大手監査法人に入れない)人が大勢発生してしまいました。

これによって、会計士資格に人気は一気に下がり、受験者数は減少傾向にありました。

また、この4,5年ほど前からはAIによって「消える仕事」の上位に会計士がランク付けされたこともあり、

知の巨人と呼ばれる佐藤優氏からも「コスパの悪い資格」などと揶揄されるようになったのです。

私は不況のギリギリ前(2008年)に合格したので、就職難には遭わずに済みましたが、監査法人の待遇は悪く、

「せっかく合格したのになぁ」と思った時期も正直ありました。

実際、2015年まで会計士の受験者数は減少し、しかし合格率は変わらなかったので、会計士の数は微増を続けました。

ただ、ようやくここ最近は受験者数が増えてきました。

いくつか要因は考えられますが、景気が回復したことにより、会計士は売り手市場になり、大手監査法人へも容易に

就職できますし、働き方改革のおかげで、監査法人の過度な残業が減ったこともあると思います。

私の周りの話ですが、以前よりもキャリアアップ思考の社会人が目指すようになった気もしています。

会計士はAIには負けない

「AIに仕事が奪われる職業」ランキングの上位に位置づけられた会計士は、これから目指す価値のない資格なのでしょうか。

答えは、否です!!!

おそらく、このランキングを作成した人は「会計士」がどんな資格でどんな職業なのか、ということを理解していないと思います。

あえて言うならば、会計士の独占業務(国から許されている業務)である会計監査は20年、30年後にはなくなっているかもしれません。

なぜなら、会計監査とは数値の整合性をチェックすることが9割の仕事ですから、全てがデータ化された社会になれば、

自動化できる余地は十分にあるからです。

しかし、会計士資格が活かせる仕事は会計監査だけではありません。

私は3年しか会計監査をやっておらず、あとの7年は全然違うことをしてます。

会計士の強み、真の価値は、ロジカルな説明力にあります。

会計士試験に合格するには、圧倒的な量のテキストを読み込み、それを文章で表現(回答)しなければなりません。

試験科目には会社法があり、弁護士には劣りますが、2時間でA3用紙3枚、4枚ほどの論理的法解釈を書く必要があります。

また、会計監査の仕事は数字の整合性をチェックする、と書きましたが、全てがデータ化されていない現代においては、

対象の特定 → エビデンス → 数字の立証 → 利害関係者への説明

のプロセスを踏む必要があり、ここでかなりのクリエイティビティを求められます。

会計士がマッキンゼーやボストンコンサルティングのような一流のコンサルティング会社で活躍できるのは、

監査で鍛え上げられた説明力があるからだと思います。

AIが社会を座感する時代において、こちら側(ロジカルな説明力がある)人間はAIを評価する立場に立てるでしょう。

会計士を目指そう

働き手が不足している日本では、会計士の資格があれば、あと20年は仕事に困りません。

AIが人間と同じくらいの能力と持ち、社会がデータ化するまでにはあと30年はかかるでしょう。

ですから、会計士資格はまだまだ非常に魅力的な資格だと思います。

もちろん、難易度は高く、一筋縄ではいきませんが、従来よりは試験制度が緩和され、取得しやすくなっていますから、

目指そうかどうか迷っている人は是非目指してほしいと思います。

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